800字エッセイ ディープな甲州



 昭和30年代の山梨県韮崎市(市制施行は昭和30年)での思い出。使っている甲州弁は山梨県北部の北巨摩地方のものです。

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表題内容
約束 創作の怪談。ディープな甲州弁の会話の試み
南無大師遍照金剛 私が生まれた日
お歳神さんがあった正月 昭和30年代、故郷のお正月
お合忌(がっき) 子供の頃の先祖供養の日。足は痺れるが楽しい晩だった
火の番 落語「二番煎じ」のような火の番が、昭和20年代の故郷にはあった
尻固めの餅 花嫁を地域社会に迎え入れるほほえましくも猥雑な儀式
祇園さんとお盆さん 故郷の山村には祇園さんという優雅な名前の夏祭りがあった
緬羊 父が飼っていた羊には尻尾が無かった。アルプスの羊にも尻尾が無かった。
食べると言う行為 見ず知らずの人の前で矢鱈に物を喰うのは恥ずかしい行為である
おそのさん 大工の棟梁のかみさんにして髪結さんだったおそのさんのこと
強行遠足 旧制甲府中学から受け継ぐ伝統行事。目標は100キロ彼方の小諸。間に甲府との標高差1100mの野辺山高原がたちはだかる
長篠の戦い 武田騎馬軍団の集団突撃も、織田徳川の鉄砲三千挺三段撃ちもなかった。
新府 武田無念の城 生家の北2Kmの所にある新府城。城主勝頼公自ら火を放った無念の城。
新府 武田怨念の城 新府城址の勝頼公石廟付近は昼でも気持ちが落ち着かなくなる。そこにもし真夜中に行ったら・・・
怖い俳句談議 故郷の村では、時代か土地柄か俳句が盛んだった。村の俳句の思い出と、純文系の父との怖い俳句談議
昭和30年代の農村学校給食 純農村ゆえ、母親を助けるため保育園と学校の給食化は早かった。農村の食事改善にも一役加っていた
獲って、採って、喰らう 蜂の子、蝗、田螺、エビガニ、木の実・花、草の茎、花の蜜、なんでも喰らうのである。
寒かった昔の下駄スケート 新府城址の濠に張った氷。少年時代、下駄スケートで滑りまくった。
おほうとう 甲州人のソウルフード、ほうとうについて
グラウンド・ポジショニング・マウンテンズ 甲州人は、方向をあらわすのに左右よりも東西南北を好む