という尿道内に内視鏡を挿入して腺腫を削り取る治療法が開発されてからは、よほどの症状がな |
ければ開腹手術を行われなくなっています。しかしこの治療法も慣れていない医師は、失敗を避 |
けるため、傷つきやすい前立腺内の内腺、外腺の組織を完全に除去できないため、再発する危 |
険もあるので、何処の病院でも高齢者に対して、敬遠されてきた傾向があります。しかしその難点 |
をみごとに克服し、開発に成功した平岡式剥離TURP(経尿道的前立腺切除術)手術治療法を、 |
お困りの患者さんに紹介しましょう。 |
是非お進めしたい平岡式剥離TURP、手術 |
平岡式剥離TURP の治療法について相談できる窓口 |
日本医科大多摩永山病院 泌尿器科 平岡 教授 TEL 042−371−2111 |
その他の病院 南大沢パオレ腎クリニック 泌尿器科
TEL 042-677-4477
長久保病院 国立市谷保6907−1 TEL 042-5712211 |
開腹手術で前立腺肥大の腺腫を全摘出したはずなのに、手術後に肥大が再び発生して再手術 |
の確率が高いことを確認されている。それでもこの術式はゴールドスタンダードと呼ばれ、根治的 |
治療法の一つとされている。そこでTURDの弱点でもある、薄い皮膜に付着している腺腫を完全 |
除去できる画期的な開発に成功した手法が、『平岡式内視鏡手術』経尿道的前立腺剥離切除術 |
俗にいう(剥離TURP=TUE)なのです。この術式は、開腹手術の時の皮(外腺)から実(内腺)を |
指で剥がすのと同じことを、内視鏡手術でやれないか、という発想から生まれたもので、開腹手術 |
の『指』に相当するものをヘラ(剥離手)としたことが、開発の決め手となり、多くの患者を助けてお |
られることを、一人でも多く知って頂きたい。 |
私が剥離TURP=TUEの情報を得て、手術を受けた経緯は、平成22年2月長久保病院、院長 |
急死のため、やむを得ず、平岡 教授の著書、前立腺男なら覚悟したい病気と友人の紹介で平成22 |
年10月に初診を受け、12月7日に前立腺癌の疑いありの、剥離TURP=TUEを受け12月29日癌 |
組織検査結果で、最終的に前立腺癌と診断されたのです。とにかく、癌は初期段階で治療を受け |
ることが、肝心です。 以上 |
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最近のニュース(平成24年2月)
平岡先生は長久保病院にて、毎週d土曜日に手術のみを担当していますので
ご相談してみて下さい。 長久保病院 TEL:042-571-2211
癌組織検査結果で、最終的に前立腺癌と診断された後の私の体験談について
1.放射線治療を受けるまでの、経緯
平成23年4月〜24年2月までのPSA数値が、1.37〜1.87で自分自身あまり気にしていませ
んでしたが、平岡先生曰く数値に変動がみられることは、明らかに癌組織が活動している証拠との
こと、早めに放射線治療を受ける様言われ、神奈川県相模原市橋本の相模原協同病院高精度放
射線治療センター福原先生の紹介状を基に、再度精密検査を受け、5月9日〜7月4日土曜、日
曜を除いて、毎日15分間(放射線のみは約一分程度2グレー)41回(82グレー)治療を受けました。
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2.治療中の副作用等
事前に聞いていた副作用は、治療を受ける患者さんにもよるが、一般的には、直腸に穴が開き出
血する人、痔のある人の悪化。、白血球の減少(週2回の注射で防護)等の話しがありました。私は放
射線を20回(40グレー)程度浴びた頃から、痔が再発し、強烈な痛みが出始め、肛門注入剤プロク
トセディル(軟膏)2gを約1ヶ月半ほど使用しました。また30回の治療を受けたt頃から、身体全体
に疲れを感じ始めました。勿論、週に1回の診察は受けていました。
3.治療中の効果と治療後の経緯
この治療で本当に効果が出ているのか、いささか心配になり、血液検査PSAの数値を調べてもら
ったところ、なんと3.37と逆に高くなっていました、しかし診察の結果で判った事は、今現在身体
に刺激を与えている最中で、数値が高いのは当然とのことでした。41回(82グレー)終了1ヶ月後の
PSA数値は1.15と下がり、現在は3ヵ月後の10月9日の結果待ちでしたが、数値は1.13でし
た。期待は0以下でしたが、4ヶ月後にようやく待望の数値0.61まで下がり、ひと安心しました。
その後の検査結果 PSA は下記の通りです。
平成25年1月 25年5月 25年8月 25年11月 26年3月
0.61 0.34 0.28 0.24 0.20
4.放射線治療費と後期高齢者医療費負担額について
私の受けた放射線治療費は1回で最高額約3万円程度(平均2.5万円)になりますが、有り難い
事に、後期高齢者医療費負担額が神奈川県で1か月44,400円を超えた分の医療費負担があ
りますので、各県ごとの医療費負担額を事前に調べておくとよいでしよう。
5.いがいに知らない癌保険の落とし穴
私が癌保険を契約したのは昭和51年ごろで当時は、まだ癌と言えば、入院はおろか、死の宣告
を受けたも同様の時代でした。しかし今になって癌保険の内容を詳しく見れば、確かに入院して
治療を受けた場合に、一日いくらの治療費が出るとあるだけで、通院で癌治療を受けても一銭も
でないとは思ってもいませんでした。ところが、昨今では目覚しい医学の進歩により、入院しなくて
も、放射線治療、抗癌剤治療、ホルモン療法、手術もしない温存療法、内視鏡等による治療が盛
んに行われている現代に、保険会社は今の医療技術に合わせて、入院なしでも出る便利な新しい
物件と、ばかりに高額の保険制度に勝手に切り替え、初期癌保険の契約者を全く無視して、平気
で営業している業界を知ると、約35年間保険料を掛け続けてきた消費者としては、ただただ驚くばかりです。ごく最近に後期高齢者医療費負担のことを考え、癌保険契約を早速解約致しました。保
険契約者はいざ癌になって,保険請求の当事者にならないと、細かい保険契約内容を知ろうとしな
いのが通常ではないでしょうか。この様な問題に、当事者自身が大いに反省すべき落とし穴があ
ることに気付きましょう。癌保険以外の、一般保険ですら50グレー以上の放射線治療を受けた場 合は、手術の対象として、認めている保険会社があることを知って下さい。
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