耳よりの話―その3

高齢者の安全運転

         運転免許証の件

高齢者講習についてのお知らせ

    特集記事  改正道路交通法の施行について     (2017−11−2)

                 75歳以上のドライバーの認知機能検査を強化した改正道路交通法が3月に

                    施行され~9月末までの6ヶ月半に、111万7876人が検査を受け認知症の恐れ

                    があると判定された人は3万170人だった。最終的に認知症であるとして運

                    転免許の取り消し、停止になった人は697人。警視庁が2日発表した。

                    75歳以上は免許更新時に認知機能を調べる検査を受け、「認知症の恐れが

                    ある」(第一分類)、「認知症機能低下の恐れがある」(第二分類)、「低下の

                   恐れがない」(第三分類)のどれかに判定される。従来は第一分類のうち一定

                   の交通違反をしている人だけ医師の診断を受けていたが、改正法では第一

                   分類の全てを診断の対象にし、逆走など定められた違反のいずれかをした人

                   も臨時検査を受けるようになったのでご注意下さい。

            高齢者講習の目的

                 近年、高齢ドライバーによる交通事故が増加しています。この講習は、高齢者

                  の方にいつまでも安全運転をしていただくために、免許証の更新をする機会に、

                   運転に必要な身体的機能の検査等を行い、その検査結果を自覚して頂くととも

                   に実車による運転指導を行うものです。

75歳以上になる方は、上記の講習の前に講習予備検査(認知機能検査)(30分・650円)を受検していただきます。

            私の講習予備検査(認知機能検査)を受検した体験談。

            私は今年の5月で、79歳になりますが、運転に関する技術、判断力、注意力、体力

     等は全く衰えを感じておりませんが、いかんせん記憶力、特に単純な物覚えはめっ

     きり低下しており、認知機能検査の中でのB点(暗記項目)には悩まされました。

     例えば、知っている単語が有ったにせよ、英単語10個を並べ、5分間でいくつ覚え

     られるかを問われても78歳の後期高齢者では大変な苦痛を感じるものです。果たし

     て、この様な機能検査が適正なのかどうか、疑問に感じられました。認知症を検査

     したいだけなら、もっと簡単なストレスを与えない検査に留め、事故防止には、高齢

     者マークの表示義務を強化すべきです。ちなみに、今でも、単純な数字とか英単語

     等はできる限り物事に関連付けて、楽しみながら、私は覚えています。


運転免許証の更新期間が満了する日における年齢が70歳以上になる方、又は運転免許証を失効させ、再び免許を取得する際に70歳以上になる方に対する講習です。

チャレンジ講習の基準に合格した方は、特定任意高齢者講習(簡易)を受講することによって高齢者講習は免除されます。)

なお、運転免許証の更新期間が満了する日における年齢が75歳以上になる方は、講習予備検査(認知機能検査)を受検し、その検査結果に基づいた高齢者講習を受講していただきます。

予約方法

「高齢者講習のお知らせ」(はがき)が到着した日から更新手続きをするまでの間に、はがきに記載されている神奈川県内の指定自動車教習所等に電話で予約してください。

失効後の再取得手続きをされる方は、お近くの指定自動車教習所等に電話で予約してください。

受講期間

免許更新手続きを行う方は、免許の有効期間が満了する日の6か月前から有効期間が満了する日までに受講してください。

更新の特例手続きをされる方は、更新日の6か月前から受講期間となります。

失効後の再取得手続きをされる方は、高齢者講習終了証明書が必要となりますので、手続き前に受講してください。

なお、高齢者講習終了証明書は、免許申請書を提出した日の前1年以内に受けたものでなければなりません。失効後の再取得手続きをされる方はご注意ください。

講習場所

「高齢者講習のお知らせ」(はがき)に記載されている指定自動車教習所等

(指定された講習場所を希望しない方や予約が取れないときなどは、他の指定自動車教習所等を選択することもできます。)

必要書類等

  • 高齢者講習のお知らせ(はがき)(免許証を失効させた方は、はがきは必要ありません。)
  • 運転免許証(免許証を失効させた方は、失効させた免許証をお持ちください。)
  • 筆記用具
  • 眼鏡、補聴器等をご使用の方は、適性検査がありますので必ずお持ちください。

講習の内容

講習内容
内容(時間) 手数料
小型特殊免許のみをお持ちの方 70〜74歳 講義、運転適性検査(90分) 2,350円
75歳以上
上記以外の免許をお持ちの方 70〜74歳 講義・討議、運転適性検査、実車(180分) 5,800円
75歳以上 講義、運転適性検査、実車(150分) 5,350円

※75歳以上になる方は、上記の講習の前に講習予備検査(認知機能検査)(30分・650円)を受検していただきます。

高齢者の車の安全運転

私は、運転する時は下記の項目を常に遵守して運転しています。

       上手な運転より、確かな運転を、但し、のろのろ運転は禁物です。
        2.運転時は、常に事故予測運転を習慣付ける。
        3.フォーンを鳴らす時間が有ったら、まずブレーキを掛ける。
        4.交通量の多い路線では、車間距離をとり、且つ交通の流れに乗る。
        5.高齢者マークの表示は、誇りをもって励行する。
        6.自信過剰は、禁物、上記一項目でも欠けたら、運転は止めるべきです。

自賠責保険と損保保険について

自賠責保険とその問題点

   自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)とは、自動車の運行による人身事故の被害者
        を救済するための保険です。自動車損害賠償責任保険法という法律によって、原則とし
   すべての自動車(原動機付自転車を含む)について契約することが義務付けられている
   ので、強制保険ともいわれています。しかし事故が起きても、手続きが意外と難しく、よほ
   ど手馴れた者でないと、処理できないのが現状です。ましてや近代社会に於いては
自賠
   責保険だけを対象に当事者間で協議する事は皆無でしょう。事故が有れば、殆んど
損保
   保険
の示談屋が来て、しかも加害者であるにも関わらず、自賠責保険の協議を避けたが
   るのが実情です。従って、オーナードライバーはやむを得ず損保保険に加入せざるを得

   
ない訳です。
   
では自賠責保険だけでは不可能なのか
  
実は重大事故を起こさず、常に安全管理者の下で安全運転を励行している者は可能な
   のです。例えばバス会社、タクシーハイヤー会社、運送会社等の特殊車を除き、殆んど
   自賠責保険しか掛けていない事を知って下さい。それが本当の安全運転手なのです。
      しかしオーナードライバーとして考えた場合どうしても、避けて通れない事が多々あるから
   なのです。自賠責保険はあくまでも人身事故のみであり、また被害者が納得できる額に
   満たない事が多々あり、直ぐに裁判沙汰になる時代であることに十分ご注意下さい。
   責任事故は絶対に起こさない様常に予測運転を行う
オーナードライバーであれば、万が
   一事故を起こしても、
自賠責保険だけで十分補償できる程度で済むはずです。
   とは言っても昨今は、貰い事故があることも考慮して下さい。

損保保険とその問題点

 損保保険とは
                                  
   自動車の保険は、2種類からできています。それぞれの補償の範囲を比べて見ると自動
   車保険の必要性がわかります。必ず加入しなければいけない自賠責保険と自分の意思
   で加入する自動車保険(任意保険)があります。任意保険は自賠責保険では補えない、
   損害を保険の掛け金によって、それぞれ補償します。

   自動車保険3つの補償(保険の掛け金によって、それぞれ補償内容が違ってきます)

1.相手への補償

 対人賠償保険

 対物賠償保険

 

2.ご自身への補償

 人身傷害保険

 搭乗者傷害保険

 


3.ご自身の車に
   対する補償

   車両保険

 

 

   昨今の車社会と経済状況を考えれば、通常のオーナードライバーは上記の1,2、の補償
   内容で加入するのもやむを得ないのかなと思っております。3の補償内容で加入できる人
   は富裕層でないと契約は不可能です。

損保保険の問題点

  昨今の自動車保険の加入コマーシャルに疑問を感じたことはありませんか。あらゆる企業
  が自動車保険業を設立し、保険本来の目的をすっかり忘れ、自動車事故の恐ろしさを教え
  るでもなく、安全運転を総て度外視して、ただ自動車保険に加入さえすれば、安心であるか
  の様なコマーシャルを毎日何十回ともなく放映されているのをご存知でしょうか。保険加入者
  総てとは言いませんが、運転未熟者(特に女性)、富裕層の運転未熟者等はたとえ責任事故
  を起こしても反省すらなく、総て損保保険の示談屋に任せ高額な補償内容で加入さえしてい
  ればば総て、解決できると思い込んでいる加入者が多いのが現状です。また保険会社自身
  も示談が済みさえすれば、その会社は人気が有り保険加入者が増えるとでも思って居るよう
  に総ての損保保険会社のTV、コマーシャルでは逆走している様に、私は感じ取れます。
  世界的に有名なメトロポリタン生命保険会社が保険加入者の健康を考えラジオ体操を編み
  出し、少しでも加入者が長生きする事が保険会社の利益に繋がると考えた様に、自動車保
  険会社も加入者に安全運転を励行させるために高齢者無料講習会、長期間無事故報奨金
  制度等を確立し、無事故対策を考えるべきではないでしょうか。目的はお互いに、あくまでも
  事故を減らすことで、みだりに補償内容を良くしたり、損保保険会社を増やすことではありま
  せん。

 

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