森林セラピー、及びその問題点について

  森林浴という言葉が生まれてから約30年になりますが、その効能については

  医学的なデータが少なく、客観的な根拠が整っていませんでした。しかしその

  後、人の生理的反応を医学的に計測し、評価する技法が飛躍的に進んでいます。

  森林浴がもたらす生体反応を、唾液中のストレスホルモンや、心拍変動、血中

  の抗ガンタンパク質の変化などを読み取り、森の効果を解明していくことが可

  能となりました。これを機にして、登場したのが、森林セラピーです。 
  しかし、うっかり森林セラピーの言葉を使って、事業展開をしようと、すると
  思わぬ落とし穴にはまります。この近代社会に於いて、果たして、この様な言
  葉遣いだけで、厳しい制限を加える様な制度が有って良いのか疑問です。
  2004年、林野庁が主導する形で森林療法を地域おこしの観点から取り上げよう
    と『森林セラピー研究会』を立上げ、新たな森林利用の理論的根拠を得ようと
    考えたようです。また、この森林セラピーという言葉は商標登録され、勝手に
    使えない。森林セラピーを行おとするには、その地域の審査を受け合格し、
    森林セラピー基地、及びセラピーロードに認定された地域のみが可能とし、
    現在、森林セラピー基地として、指定されたものは全国で53箇所認定され、
    そこで養成講座もを開いています。また 森林セラピー基地の認定を受けるた
    めには莫大な審査料が必要です。 審査を受けるだけで、約1000万円、合
    格後にセラピーロードの整備費、基地の看板設置費、更に森林セラピーガイド
    やセラピストの資格取得に必要な、高いテキスト購入や検定料がかかります。
    
  
  以上森林セラピーに関する業務は総てNPO法人森林セラピーソサエティなる
  団体に移管されています。
  (森林セラピーの真実 森林ジャーナリスト田中淳夫氏の言葉を一部流用)

  さて、ここで森林セラピーを取り扱う前に知っておきたい問題は、森林セラピ

  ー基地をオープンさせても体験希望者がどれだけ来るかわかりません。

  地域によっては、ほとんど来ない地域もあるという。セラピーはそもそも大人

  数で行えるものではない。ガイド一人にせいぜい5〜6人程度であり、森林セ

  ラピーで地域活性化を期待しても、森林セラピーが心身に与える効果ほどの科

  学的知見はなく、未知のまま期待だけが膨らませている感があります。

  森林療法は即効性にとぼしく、2回や3回体験したからと言って効き目が出る

  ものではありません。昔から行われている、2〜3週間かけての湯治と同じ考

  えを持って下さい。

  ドイツ、オーストリア等では、クナイブ療法に関しては健康保険、年金保険、

  介護保険が適用されている事が、日本と大きな違いです。

    森林セラピー以外に、どの様なセラピーが有るか  

     1.温泉セラピー 2.ドックセラピー(小動物含む) 3.ピプノセラピー

     4.木曽路の森セラピードック 5.クナイブ療法(水、運動、植物、食、秩序) 

    6.アロマセラピー 7岩盤浴  8.漢方薬による薬膳療法    9.香道  

  私が体験した世界大自然の旅  森林セラピー

  1.        ニュージーランド、2.オーストラリア、3.ボルネオ島

  4.クロアチア、5.カナダ、6.ドイツ、7.マレーシア  

  8.ミヤンマー、9、日本(知床、奥入瀬)

 

   森林療法等に関係したフィットンチット、クナイブ療法と言う言葉を

  ご存知でしょうか

  フィットンチットとは、ロシアレニングラード大学のキートン教授が命名し

  た名前で、フィトン(植物)、チットン(殺す)という意味です。

  キートン教授は、あらゆる植物の根、幹、枝、葉から揮発性物質(フィット

  ンチット)が放出され、その揮発性物質が微生物(腐敗菌)などを殺し、ま

  たは各植物、自分の身を守るため揮発性物質を放出し自分にとって害を及ぼ

  す植物を寄せ付けない力を持っています。森林浴はこれを利用しています。

  クナイブ療法とは、ドイツのバイエルン州でセバスチャン、クナイブ神父が

   1737年書かれた、ヨハン、シグムトン、ハーンの『驚異なる水の治癒力』

  を読み重症の肺結核を自ら『水の治癒力』を証し、その後ドイツの医師会で

  取り上げ、1993年にドイツでは「自然療法」が標榜診療となり、現在で

  はEUのマーストリヒト条約(憲法に相当)に青少年の健康対策として採択

  されて、現在はクナイブ療法の5本の柱として、

  水療法、植物療法、運動療法、食療法、秩序療法(人間の持つ生態リズムを重視)

  疾病や病状に応じて単独で或いはそれぞれ互いに関連させながら一人一人に

  合わせて行われています。  

  自然環境総合セラピーのおすすめ

      さて、上記のセラピー効果について人間の生理的反応を医学的に考えてみま

   しょう。

   T セラピー効果に関心を持って貰うることです

   セラピーの目的と価値がわかれば、やる気が起こり、脳細胞を刺激され、

   ドーパミン、アドレナリンの物質が発生し、若返るのです。

            例えば、ドーパミン、アドレナリン等の物質が大量発生する時の

     状態は

1、    恋愛をして、うきうきしている時

2、    好きな人と話をしたり、好きな音楽を聴いている時

3、    生き甲斐を感じ、大勢の人から感謝された時

4、    事業や新開発等が成功した時

5、    楽しい運動で汗をかいた時に発生します

ストレスを抱えたら即、逆効果になります。

   U 高齢者でも、常に、ほどよい運動と栄養管理に徹する人のみに

   セラピー効果は有効に働くことを、知って欲しいのです。

また、自分の体をいつまでも健康であるためには、

       免疫細胞、フェリチン(肝臓貯蔵鉄、ヘモクロビンの主成分)とい

       う物質が必要です。この物質は常に体内に病原菌が入ってきたとき

       に撃退してくれる、物質なのです。人間は生まれてから25歳ころ

       までは、成長期(新しい細胞が作られる時期)にあり、問題はない

       のですが、高齢化に伴い、体内に免疫細胞、フェリチンが大量に発

       生し過ぎると、逆に体内の病原菌はもとより、人体の細胞まで食い

       荒らし、その老廃物が血管内に溜まり血管を傷めたり、血管内の糖

       分が吸収されず、糖尿病、メタボ等悪影響を引き起こすので、常に

       適当な運動とバランスの取れた栄養管理が必要なのです。

       また最近の研究では、筋肉を適当な運動によって、きたえれば筋肉

    からマイオカインという物質が分泌され、体内脂肪を燃焼されたり、

    血糖値を効果的に下げることが、わかってきたのです。

    その適当な運動とは、毎日10回程のスクワットと15分程度の

    ウォーキングだけです。是非試して見て下さい。

    更に最近話題になっている食品は、チョコレートです。

       チョコレートは 抗酸化物質が豊富なポリフェノールが含まれており

   下記の効果があります。

            1.    動脈硬化の予防作用

            2.    コレステロール値を下げる

            3.    手術後の傷口早期回復力が有る

            4.    ガンの発生を抑制する効果がある

        以上いろいろ、述べてきたことを総合的に考えると、ヨーロッパで

    行われているクナイブ療法と同じことです。商標登録され森林セラピ

      ー だけにとらわれず、自然環境総合セラピーとして考えるべき では

    ないでしょうか。

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