グサリ! (1970) Copyright©2003MoTak All rights reserved.   ホームページへ   <ギャラリー>へ

激闘最終段階<テルシオ・デ・ムエルテ>、まさに両者刺し違えるところ、、だがこの牛は棒立ち、ライカR2の 1/2000秒

(当時最速)は威力を発揮し損ねた。 次の一瞬牛は身を沈めてムレタ(赤い布)を突き上げ、ヤッタぜ! 牛なりに凱歌を

挙げるはずだが、同時に長剣が肩胛骨の隙間から心臓を深々と貫いていて即死状態、講談風に言えば「ドウと倒れ」て終わる。

尤もそれは効果音が付いた映画での話、闘牛場観覧席の遠目にはただコロリ、呆気ない最期。 いつか一度は、と夢みた写材

も「騙し討ちとは卑怯なり!」、些か失望。 しかし見当違いの思い込みで事実を見誤っていれば、突然グサリ! 人間界も。■