犬的生き方
(1988)Copyright©2004MoTak All rights reserved.
名はボニー、この時7歳、偶々だが出産直後、
容色やや衰えてなお美犬。 '81年、予想外の
サーモ屋<卒業>が突然訪れ、次の人生計画
も未然、さて、何しよう? 初体験浮遊状態
、、という時、電柱の貼り紙で息子が貰って
来た雑種。 そのチビ公が思いがけなく私に
ヒントを授けてくれた。 軒下や庭先、どこ
でも身を置けばそこが即天国、余念無く骨や
棒切れをかじり、あるいは股間を舐めて清め、
じゃれる時は天真爛漫、吠えるべき時は殆ど
猛獣。 自らの境遇に満足し、目前の対象に
全力を捧げ、コダワリ一切無し。 実は私も
その流儀だった、のを思い起こさせてくれた。
この数年後の春、朝は元気一杯散歩したのに、
午後日向ぼっこのまま大往生、理想のPPK
で去った彼女、犬ながら百点満点の一生。■
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