リンカーン・メモリアル (1971)

ワシントンDC、約4キロの<モール>を

介し国会議事堂と向かい合って立つ記念堂。

ケンタッキーの<丸太小屋>で生まれた男

が収まる石造りは古代の神殿にも似て壮大。

古き善きアメリカン<ドリーム>の象徴、、

でもあるが、その彼を駆り立てた原動力は

悪妻メアリーだった、由。 加えて経歴は

事実上失敗の連続、ハイライトの南北戦争

は国難的大試練、ご本人にはさぞ<悪夢>、

暗殺者の銃弾がそれを終わらせ彼を救った形。 比べて当今の元大統領たち、存命中自ら記念館を建て、本を売り、講演で稼ぎ、たとえば

クリントン回顧録<My Life>は発売初日40万部。 その前夜放映されたインタビュー番組が良かったせいとも言うが、それを要約版で

観た限り確かに彼の魅力がよく引き出されており、フム、悪い奴じゃなかったんだ。 彼も女房の駆動力で大統領になった男、ストレスは

大きかったろう、が<浮気>は余計まずかった、にも拘わらず今も衰えぬ人気、サイン会は長蛇の列。 今後は国際貢献で、と微笑む姿は

我が総理経験者たちが未練たらしく老害を及ぼすのと大違いの爽やかさ、まさに<ドリーム>人生。 さて小泉氏、爽やかに行けるかな?■

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