体感記憶 (1973)

<記憶>は脳細胞で、とは先刻承知

だが、たとえば晩秋の冷風が足許を

吹き抜ける時、必ず目に浮かぶのは

この場面、<足首に残る記憶>の感。

その風が運んだ匂いもマザマザ蘇る。

米エマソン社の社用機、手前の3人

は左から(叔父貴と仰いだTOD社

の)ボレスキー社長、我が相棒N氏、

そして右端が私。 両先輩はすでに

故人、後から乗り込んで来たエ社MBAたちもやがて追い払われ、、まこと諸行は無常、トム・ピーターズに<エクセレント・カンパニー>

とされたエ社ではあったが、あの本に書かれた会社の大半が数年後にはエクセレントでなくなったほどのビジネス事情急変、<冷風>は所も

相手も選ばなかった。 四半期単位で利益を求めるMBA的アチラ流に我々は合わせる気にならず、結局サーモ屋は国際結婚せずに終わった。

もしあの時していたら、、のタラレバ論をいつかこの3人で交わすことが出来タラ、、大霊界もさぞ楽しかろう、早く行ってみたくなる。■

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