躾は親が 20161215©MoTak.     <目次頁へ>    <写真集へ>

悪い子は人さらいに連れてかれるよ! なる脅し文句が通用した昔、本当にさらわれた子が

いたと聞いたこと実は無かった。 最近は進化?して、「見知らぬ人に挨拶しちゃダメ!」、

<挨拶する良い子>でいると怖い目に遭うらしい。 実際、いつも笑顔と大声のオハヨー!

をくれていた近所の子が、小学生になって以来(会うこと稀になったが偶に出会って)声を

かけても応答なし、笑顔も無し、おヽ当世風? まさか! で思い出した、半世紀前初渡米

でのオドロキ:近づく老若男女みな笑顔で会釈してくれたこと。 「良く躾けられてるんだ、

貧困家庭じゃムリ、、」、成る程。 躾は一朝一夕の成果ではない、常に細々目配りする親が

声掛けを惜しまず(が低所得層だと難しい)、それを子が素直に聴き容れ身に付け、の累積。

(尤も翌年再訪したら様変わり、ベトナム戦で世相が険悪化、ニッコリが災いして襲われる

子女激増、で良風は寧ろ姿を潜め始めていた。) 躾作業最大の問題は親側にあり得るブレ、

強調点が変わったり表現が平静妥当を欠いたり、、で子側に疑念や不信が生じ、、を無くす

には定型化や呪文(アチラなら聖書?)化も有効、かつて日本人の道徳性を育んだ教育勅語

も? 戦後廃止されて学校で教えられることは無くなったが、そんな学校を出た子らが親に

なって子を産み、子が孫が生んで、、親孝行も兄弟姉妹の親愛も夫婦のも友人間の信頼

この世からあらかた失せ、謙譲博愛どころか苦労を厭う輩が法の隙間を縫って私利追及に

走り、、が実を結んで?豊洲問題、五輪会場問題。 勿論教育勅語が全国民を十分賢くした

わけではなく、そのため敗戦の憂き目も見たが、混乱に乗じた暴動など絶無だったのは

残存?効果。 だが家族制度崩壊で、親自ら規範を演じて子に見習わせる生活習慣も失われ、、

それでも「子は親の鏡」、失礼ながら五輪組織委会長殿は反面規範の例かも。★人生は概ね

綱渡り、良き躾は墜落!予防のツール、それを親から伝されるオランウータンの子は幸せ。■