グランド・キャニオンで (1971)

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直下型大地震が来たらサーモ屋唯一の生産拠点も多分壊滅、

顧客に迷惑を及ぼすことになると考え、Y県に分工場建設

を決意。 だが一旦着手したら大忙し、以後母(当時68)

に海外旅行をサービスする暇は無くなる、、入社14年目、

初めて休暇を取ってアメリカ名所巡り。 母はグランド・

キャニオンが特に気に入ったが、それはたまたま案内人が

ゲーリー・クーパー風だったからかも。 彼の帽子を借り、

寄り添うがごとく、茶目気か順応性か、まるで屈託が無い。

砲兵隊で馬を扱った経験から、父は西部劇映画を観るたび

「馬が立派だ、、」アメリカに憧れていたが、日本的体躯

ゆえ「あの腹まで足が届かないだろうなあ、、」諦めても

いた。 女房と並んだ足長男を霊界からさぞ妬いたろう。■

 

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