想定内 20110515©MoTak.
<想定外>は実質知的怠慢、恥じ入るべきこと、それを人災の言い訳に
するとは卑怯。 <弱り目に祟り目>、<泣きっ面に蜂>、昔から不幸
災厄は重なるもの。 だから万全に備えるべきを、被災確率は<万一>、
なら、と手抜きするのはフツーの人、手抜きしないのが真のエンジニア、、
だろうに東電では違った。 福島第一原発立地当時35mあった台地を
わざわざ削って10mに下げたのだから。 基礎工事や取水等の効率を
優先した結果と言うが、<万一>から生じる損失や補償額もその計算に
含めていたか? <35m>を生かしていたら<千一>の津波にも楽勝、
原子力エンジニアは命を賭けてその案を<上>に承諾させるべきだった。
即ち<人災>は<目先の損得に基づいた想定>の産物、あいにく世の中
多くはそれ、、と嘆いていたらTVG
<Mr. サンデー>が<例外>を教えてくれた。 東京ディズニーリゾートの<想定>は<震度6強、来場者10万人>、3.11当日は震度5強で7万人、ほら<想定内>! 地震30分後、社長を長とする対策本部以下末端に及ぶ防災組織が機能開始、勿論現場では直後から
キャスト1万人総動員の避難誘導が(年間180回!の防災訓練を生かして)冷静迅速に行なわれており、本来は<売り物>の縫いぐるみを頭巾代わり
にと無料配布、折しもの雨と低気温には大判土産袋やダンボール空き箱の個別提供で対応、集団的にはブルーシート敷き&被せの<サンドイッチ方式>、
空腹対策には袋菓子や(備蓄量数十万人分の非常食)即席大豆ヒジキご飯、、 こうした対処がすべてマニュアルの指示ではなく、キャスト各自の裁量
で「全てはゲストの安心・安全のため、あとは考えて実行」された由。 より安全な場所へ近道で、と28年間一度として客を通さなかった扉をも開き、、
もその一例。 夜半過ぎには帰宅不能者2万全員を電灯照明付き施設内に収容、時々刻々の交通情報提供で不安を軽減、翌朝は爽やか笑顔で出口へ案内、、
その徹底ぶりに感動した。 実は3.11直後、ここに詳しい知人の認識を打診したところ全然平然、不思議だったがそれもこのルポで納得、備えがあった
から憂えていなかった、わけ。 最悪想定での準備、目先の損得を超えたサービス、、アチラの延長だからか、OLCトップが優れているからなのか?■
★王者は笑う(?)/
Lumix FZ38★ <電力王者>は当分笑えまいが、、 ★ ■<ホーム>へ ■<ギャラリー>へ