自動車ショウ (1968)  Copyright©2005 MoTak. All rights reserved.

この交通至便な東京で自家用車? ビョーキだね、と今はうそぶく私

だが、1954年自動車時代の開幕、第1回東京モーターショウには心が

弾んだ。 所は日比谷公園、小砂利敷き広場での野外展示、意気高く

健康的、、ではあったが素朴未熟。 雑誌記事で憧れた欧米のショウ

のようにシックではなかった。 歴史の差と言うべし、1898年パリに

始まり、続くシカゴは1901年、ブラッセル1902年、ジュネーブ1905年、、

半世紀遅れ。 だから初めての欧州工業界探索一人旅、訪問計画必須

項目上位に<自動車ショウ>を含めたのは当然、運良くブラッセルの

が観られた。 夕刻ホテル着、食事を済ませた後、翌日の予行演習を、

と路面電車('58年の万博用に敷いた路線、万博跡地がショウの会場)

に乗ってみたら、終点は闇の中、やや心細く降りて見回すと、、おや、

会場は煌々、何だ、夜遅くまでやってるんだ。 当時のわが国、その

種の催しは役所的<9am-5pm>だったが、それがもう<世界の非常識>、、

足を踏み入れるや、規模の大きさ、来場者の質と数、並んだ銘柄、、

圧倒された。 見せる側、観る側、みんなオトナ、、 違うなあ!■

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