撮るに徹して自分の画は僅か。　で、卒業式のあと理工学部

９号館入口、教授の帽子を拝借して記念に。　概ね左右対称、

学童疎開やイジメ被害も何故か痕を残さず、暢気さだけの顔、、

を取り出したのは、ＮＨＫ＜プロフェッショナル＞でＭＩＴ

石井裕教授とその周辺を観て色々想ったから。　かつて米国

旅行中幾つか大学を訪れ、学生たちとも言葉を交わし、表情

や態度が我々とは異次元、真底勉強好き、に感銘。　＜入学

容易卒業困難＞方式なればこそ、と即了解。　比べて我が国、

年功序列教授たちが適性や能力の不足を顕示欲や保身努力で

補って教え導くこと少なく、、の結果がこの＜暢気＞、恥じ

入った次第。　CATVで放映中の<NUMBERS>も前記＜異次元＞

を想起させるが、あのように術語や定理が飛び交い、相手の

心を読んでは激しく論じ合い、字幕に追い付けぬほどの速さ

で展開する物語、この国にはまず書き手すらいまい。　同様

<ER>や<BONES>、<HOUSE>など、俳優の迫真演技も＜異次元＞

の素地あってこそ。　教育再生会議の＜有識者＞たち、まず

＜方式＞転換を論じたまえ。　マンガが横行する＜最高学府＞

が生むのはハケンやお笑い芸人、一億総白痴化すでに成就？■