おたから (1964) 070126©MoTak
正月? カレンダーが変わるだけ、何がメデタイ? とヒネクレて
みせる私だが、早々<応挙・大観など「お宝」23点盗難>の報道、
なるほど一家<無事>がメデタイってことか、、 奈良大和玉仙閣
美術館にはメデタクない新年、シャッターはこじ開けられ、ガラス
戸は割られ、自動扉は壊され、展示ケースが割られ、、の荒っぽさ、
近頃風。 個人運営だそうだが警報装置は無かった由、危機管理が
甘すぎた、どころか「民放TVの人気鑑定番組で紹介された」とも。
ホンモノ! のタイコ判で大喜びしたのは所有者だけではなかった。
左は初渡米の折訪れたシカゴ美術館、憧れの印象派絵画多数が剥き
出しズラリ、まさか複製じゃ?と呟きつつ、それで事故が起きない
民度の高さに感嘆しつつ一巡、入口を守るライオンと記念の握手?、、
が40年前、今は? ネットで調べると、依然<柵・ガラス無し>、
ライ公も健在。 数年後のルーブルも同様だったが、
モナリザだけはロープ囲い、やはり<世界のお宝>は別格、と改めて感じ入った。
TV的<おたから>のバカバカしさは心寒い時代の裏返し、一種の
ビョーキと見るが、その中では珍しく健全だった<病人>を襲った
奴らは凶悪なガン、転移増殖を断たねばこの國メデタクなくなるぜ。■
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