巨砲無情 ('06-12-03/SONY DSC-R1)

      20061222©MoTak.

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R1の24mmで、と<船の科学館>へ二式大艇

を撮りに行ったら、おや、無い! 2年前、

海上自衛隊へ譲った由。 3年前 2500Lの

枠に収まらず、捲土重来を期したのに残念。

その時反対側で展示されていた<工作船>

も去って、今は戦艦<陸奥>の41cm主砲が

1門。 全長約19m、威容!ではあるが

二式大艇の翼長38mの半分、物足りない、、

とは言え、こんなのを8門も載せた陸奥が竣工したのは遙か85年前、日本ってスゴイ國だったわけ。 しかし置物的威容を誇っただけ、

実戦的成果ゼロのまま海の藻屑、、はあの大和に至るまで一つ覚えの無惨。 真珠湾やマレー沖で航空攻撃を成功させ、<大艦巨砲>に

引導を渡した日本海軍が、何故か最後まで威容温存にこだわってボロ負け。 <上>がバカだと、、の典型例。 ところで不思議なのは

<12月8日>をマスコミが殆ど取り上げなかったこと。 当時小1、あの日の挙国的熱狂は忘れない。 戦争賛美はせぬが、あれほど

<一億>が<一心>になった日は無かろう。 そして大きな損失と引き替えに得た似非民主政治や無節度自由が実を結んだ今の一億バラ

バラ、もう二度とスゴイ國にはなれまい。 政治家や官僚にろくな戦略無く、産業界も<大>に囚われて幻を追い、速さと飛翔力に富む

<中小>を生かすことがさらに無い、即ち歴史は繰り返す、経済、外交、ボロ負け必至。 そのあとを<少子>たち、どう継ぐだろう?■