移り変わり (1964)  20060929©MoTak.              ■ホームページへ    ■<ギャラリー>へ

昭和39年、<ディズニーランド>は未だ日本的常識の外、LAに訪ねた知人の案内で初体験、大人が遊んでるぜ!!新鮮な驚き。

デザインやテクノロジーの彼我格差も痛切、これは <Flying Saucers>。 床の円形スリットから噴出する圧搾空気で浮く簡易

ホーバークラフト。 乗り手の僅かな体重移動でスルスル、滑走するも良しぶつけ合うのも楽しい。 通路が丸<池>を2分し、

上はその左半分。 前方の番人が立つ台は、時間が来るとワイパーのように池を半周し、手前右隅に客を<皿>ごと寄せ集める。

その時には彼方の空き皿に次の客が乗り込んでおり、、静粛かつ高稼働率、だがシンプル過ぎたかこの2年後撤去、跡に出来た

のはドンチャカだけの見せ物。 同様、TDLもリニューアルの都度幼稚化が進む、遺憾。 客の低劣化に合わせて、だろうか、

知的感覚的喜びのあるアトラクションが姿を消して行く。 この悪循環、逆転させなくて良いものか? 水は低きに、、は必然

だが、人間安きに付く、は寧ろ戒むべきこと、、だったのは昔、今はただ<面白きゃ良い>、、か。 良き思い出が憂鬱のもと。■