9月の記憶 (1964)         20060922©MoTak.

父の没後数年目、祥月命日9月15日は国民の祝日<敬老の日>となり、

内心嬉しかった。 今はただ休むだけの移動祝日、<敬老>?何それ?

実際周囲の見聞でも、年経て価値を増す人は希、生活的常識や機能維持

努力の欠如、後継世代への接し方の拙劣、、<敬>われる<老>人など

いない、、と想いに耽っていたら、中1の孫娘が敬老レター?を3通?

届けに。 国語授業の一環、自分の祖父母を念頭に文を綴り、全学年分

シャフル、区内在住の祖父母にランダム配布。 しかし届け先は意外に

少なく、、で3通も。 やれやれ、<おじいさんへ>か、、 は兎も角、

早速それぞれに画を選び、写真ハガキで返信作成。 そんなの予期して

ないだろう彼ら、マゴツクだろうな、、ジャブを放って相手の出方を見、

想定的中を楽しむ、、亡父もそうだった。 西部劇を好み、いい馬だな、

景色が雄大だな、、アメリカの風土に憧れながらも、果たさずに逝った。

4年後海外旅行解禁、その9月私は事業探索初渡米。 GEは馬の本場

ケンタッキーにあり、ついでに厩舎ツアー、そして小さな博物館で西部

の英雄ダニエル・ブーンのレリーフや、彼の妹が使った書き物机を発見、

中2英語教科書の1節 ,when he heard the indians talking over the

attack on Boonesborough.. が浮かび、親父と来たかったよなあ、と。■

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